8月13日から14日にかけて千葉県を襲った線状降水帯によるゲリラ豪雨。『令和8年8月千葉豪雨』と名付けられたこの災害は、県内のいたるところで道路の冠水をもたらし、水没してエンジンがストップした車が続出しました。
そんな被災地で耳にするのは「まだ車のローンが残っているのにどうしよう…」という切実な声です。たとえ自然災害であっても、車の損害については誰も救済してくれません。「車両保険」がなければすべて自己負担です。
マイカーが豪雨で全損するリスクを想定し「車両保険」の重要性について、今一度確認してください。
近年、各地で頻発するゲリラ豪雨。数十分の猛烈な雨でも道路が一気に冠水し、駐車中や走行中の車が水没する被害も珍しくありません。水没した車は、水が引けば外見上は綺麗ですが、エンジンや電装系統、車内のシートなどに深刻なダメージを及ぼすことが多く、修理費が高額になれば「全損」と判断されることも少なくありません。
とりわけ深刻なのは、ローンで購入した新車や年式の新しい車が水没したケースです。車は廃車になっても、数百万円のローンの残債は支払わなければなりません。さらに新たな車を購入すれば、次の車の購入費との二重の支払いが家計を圧迫します。
こうした損害からマイカーを守るのは、任意保険の「車両保険」しかありません。対人・対物賠償や自賠責保険では車の水害は補償されませんが、車両保険では台風や集中豪雨、洪水などによる水没被害も補償対象となるのです(ただし地震による津波は対象外なので、地震特約を付ける必要あり)。
車両保険をつけると保険料が高くなるため、加入率は半分程度にとどまっていますが、最近の異常気象や多発する地震のリスクを考えれば、万一に備え、加入を検討することも必要ではないでしょうか。