8/21に公開予定の人気シリーズ新作『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~CAPITAL CRISIS』。今回は東京が直下型の巨大地震に襲われ、首都機能が壊滅する状況で、主人公たちの苦闘が描かれる。

しかし公開まで1ヶ月を切った7/28、熊本で大地震が起こってしまった。明らかに映画の内容が現実の災害とシンクロするうえ、全国キャラバンが予定されていたのが各地のイオンモールということで、それらがすべて中止に。

「TOKYO MER」は昨年(2025年)の前作「南海ミッション」も、鹿児島の離島での大規模な噴火を描いたところ、8/1公開の直前7月に、同地域のトカラ列島で群発地震が発生。火山島の噴火も心配され、島民が避難するニュースがあった。まるで映画が予告したかのようだったが、状況は安定し、映画も予定どおり公開。興収50億円超えという大ヒットを記録。

今回は映画の舞台(東京)と場所は異なるとはいえ、公開が迫った時期での、しかも国内での大災害ということで、どうしても現実が重なってしまう。映画会社も予告の時点から、地震の描写への注意喚起をしていたし、ここ数年、特に今年に入ってから日本各地で大きな地震が頻発しているので、こうした映画を作って公開する難しさは、ある程度、想定済みかもしれない。

ただ、このシリーズは「ありえない」レベルの救出劇(それゆえにヒロイズムを増幅するも、そこがツッコミどころで賛否も)が持ち味で、現実と切り離して見せるところもある。

公開まで3週間という期間、関係者は宣伝に関してさまざまな試練が求められるはずだが、主演の鈴木亮平もメッセージを送っているように、とにかく今は災害への急ピッチな支援が求められる。