6日に第17話が放送され、物語が激しく動いたTBS日曜劇場「VIVANT」。13日には「前半戦最終回」と位置付けられる第18話が放送されます。物語が盛り上がりを見せるであろう中、20日、27日と「アジア大会 愛知・名古屋2026」中継に伴い「VIVANT」は放送休止。10月4日に再スタートするまで、新たな回がない日々を3週間過ごすことになります。ネット上では「2週続けてないのはキツイ」「考察がはかどる」など様々な声が散見されます。
2020年、「VIVANT」と同じく堺雅人さん主演「半沢直樹」が新型コロナ禍による撮影の遅れで9月6日放送予定の第8話を延期するという事態が起こりました。
代わりに主要キャストが登場する生特番「生放送!!半沢直樹の恩返し」が放送され22.2%の高視聴率を記録、休止がキャスト・スタッフ・視聴者の連帯感を高めたとも言われました。結果的に最終回32.7%、期間平均24.8%、同作はその年のナンバーワンドラマとなりました。
今シーズンの「VIVANT」も初回TVer再生回数が歴代最高を記録するなど一回見ただけでは追いきれない速度と密度の復習前提型作品になっています。他番組の連携や関連動画の配信など本編以外でも楽しめるシステムが構築されています。
放送枠が限られ、決まった日時に番組を流すことが大前提。配信文化の高まりにより、そこがアキレス腱として露呈しつつあるテレビがどんな策を講じ得るのか。
空白を停滞ではなく、考察の熟成につなげる。適度な“焦らし”として番組の熱をさらに高める。
「VIVANT」がその明確な形を示すことができれば、作品のクオリティーのみならずテレビの在り様にも新たな可能性を示すことになるのだと考えます。