2019年、55年ぶりの新しい高等教育機関として専門職大学・短大がスタートしました。
その後、専門職大学20校、専門職短大3校、専門職学科1校が開設しました。
しかし、2010年代の期待感とは裏腹に、2026年現在、専門職大学を巡る動きはほぼ止まった、と言っていいでしょう。
新設は2024年の東北農林専門職大学(公立)、びわこリハビリテーション専門職大学言語聴覚療法学科(私立/大学は2020年開設)が最後であり、以降、3年連続で開設無しとなります。
筆者が集計したところ、私立の専門職大学16校のうち、2026年・入学定員充足率で定員超過となったのは4校でした。
70%未満となったのは、グローバルBiz専門職大学56人・57.1%、かなざわ食マネジメント専門職大学12人・30.0%など6校です。
2023年開学の電動モビリティシステム専門職大学は初年度が入学者数3人・充足率7.5%、2年目の2024年は入学者数2人・充足率5.0%と惨敗、同年に募集停止を公表しました。その後、実業家の西和彦氏が経営支援に乗り出しましたが、6月に撤退。2026年現在、4年生の3人しかいないため、2027年に卒業すると廃校となる見通しです。
専門職大学は公立3校は開学以来、定員超過となっていますが、私立は大幅な定員割れが目立ちます。
背景には、大学なのか専門学校なのかわかりづらく高校生にも伝わっていない、修学支援新制度(2020年開始)で大学進学にシフトした、などが挙げられます。
また、一部の専門職大学は情報公開をしたがらず、高校教員からの不信を招いています。
地方自治体が新設を目指す動きもありましたが、2026年現在はほぼ消滅しています。