例年より早くインフルエンザの流行が始まり、急速に感染が拡大しています。第37週(9月7日~9月13日)の定点医療機関あたりのインフルエンザ報告数は全国平均で5.54人と前週比1.68倍となっています。大型連休前に流行拡大が始まっており、注意が必要です。

インフルエンザの患者数は、昨年同時期と比べて約6倍に急増しており、全国の小中学校などでの学級閉鎖も同程度に増えています。

現在、定点医療機関から1週間で報告されたインフルエンザ患者数は5.54人です。一般に、1人を超えると流行期入り、10人を超えると注意報レベル、30人を超えると警報レベルの目安となります。

沖縄県ではすでに注意報レベルを上回り、16.61人に達しています。東京都は9.53人ですが、広い地域で流行が発生・継続していると判断され、注意報が発表されています。注意報の発表時期としては、1999年以降では2023年と並んで過去最速です。

連休中は、帰省や旅行などによって人の移動や人と接触する機会が増えるため、感染がさらに広がる可能性があります。アルコールによる手指消毒や外出後の手洗い、場面に応じた適切なマスク着用、ワクチン接種など、基本的な感染対策を意識しましょう。

特に、高齢者や基礎疾患のある方については、ワクチン接種を必要以上に先延ばしにせず、早めに受けることをおすすめします。インフルエンザワクチンの効果は接種後約5か月続きます。急に消失するわけではなく、発症や重症化を防ぐ効果は一定期間持続します。