水俣病患者の男性が原因企業「チッソ」社員に対する傷害罪に問われた刑事裁判で、最高裁が1980年に判断する際、裁判官の議論を補佐するために調査官がまとめた非公開の報告書が見つかった。裁判では、検察による起訴(公訴)を不当として無効にすべき場合があるかが焦点になり、最高裁は極めて厳格なハードルを設けた。後の裁判の実務に影響を与えた判断の背景に迫る貴重な資料だ。