女子ゴルフの海外メジャー最終戦「AIG(全英)女子オープン」で、23歳の桑木志帆が海外メジャー初優勝を飾った。首位と3打差の2位から通算5アンダーで並び、エスター・ヘンゼライトとのプレーオフを2ホール目で制した。日本勢7人目の海外メジャー制覇で、ノンメンバーだった桑木は米女子ツアーのメンバー登録資格も獲得。日本勢7人目のメジャー制覇を成し遂げた桑木とは、どんな選手なのか。ゴルフを離れた彼女の素顔とは。

 岡山県出身の桑木志帆は2021年のプロテスト1回目で合格し、同期には米女子ツアーを主戦場にする岩井明愛・千怜姉妹、昨季国内ツアー年間女王の佐久間朱莉などがいる。今年5月「Sky RKBレディスクラシック」で優勝した試合を現地取材していたが、テンポのよい回答や会見場に笑いを起こす姿が印象的だった。勝負の世界に身を置きながら、必要以上に自分を大きく見せない自然体の選手でもある。

 24年は年間3勝。最終戦の「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」も制した。今季も国内2勝を挙げ、年間ポイントランキング1位に立っている。

 ネイルやギャルメイクが大好きで、人気ラッパー・LANAのライブに行くことが楽しみ。優勝会見では祝杯について「ウイスキーのソーダ割り」と即答。親しみやすさと、勝負強さが同居している。過去にSNSで誹謗中傷にあっていることも告白していたが、受け流し、15キロも減量するなどゴルフに真摯に取り組んでいた。

 今回の優勝で米ツアーの最終予選会を経ずにメンバー登録できる立場となったが、今季後半は日本に専念するという。日本で年間女王のタイトル獲得も見えており、来季からの米ツアー本格参戦を見据えている。