タレントのベッキーが、9月27日放送のバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)に10年ぶりに出演。SNSやニュースサイトのコメント欄では、“イッテQ復帰”を巡って賛否が巻き起こっている。

ベッキーは2016年の不倫騒動以降、芸能活動を一時自粛。当時レギュラーを務めていた同番組からも遠ざかり、活動再開後も出演はなかった。

今回の復帰で浮き彫りになったのは、不倫騒動時の印象に対する視聴者らの嫌悪感の根強さだ。今後も出演を継続する場合、番組やベッキーはこうした反発の声をどこまで意識するべきなのか?

家族で楽しめる『イッテQ』の番組カラーを考えれば、ベッキーの復帰を歓迎できない声が上がるのも理解できる。番組を見ていなくても、不倫行為そのものに嫌悪感を抱く人や、以前からベッキーを好意的に捉えていなかった人も反発に加わっている可能性がある。

一方、10年の空白を経た復帰を受け入れる声も少なくない。不倫はあくまで当事者間の問題だとして、当事者ではない視聴者らが批判し続けることに疑問を呈する意見も見られる。復帰を歓迎する人と拒む人の溝は、簡単には埋まらない。

ただ、たとえば恋リア番組『あいの里』(Netflix)でもベッキーのコメント力や共演者・田村淳との掛け合い、VTRを受けてのリアクションのうまさを再確認できる。そうしたタレント力の高さは、バラエティ番組としてはやはり無視できないだろう。

今後も『イッテQ』への出演が続き、絶妙な立ち回りやコメントを見せても、ベッキーを嫌う視聴者の気持ちまで変えるのは難しいと考えられる。

それでもベッキーや番組側は批判覚悟で復帰を決めたはず。『イッテQ』はタレントの新境地を引き出す思い切った企画や演出に定評がある。反発が根強い中、ベッキーをどう生かすか。番組の演出力がものをいう。