日本で今年のNo.1ヒットになっている『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』が韓国で9月30日から劇場公開され、SNSで大きな話題になっている。
日本封切り時と同様、その内容への驚嘆の声が多く、話題性の高まりとともにファンダム以外へ観客が広がりつつある。そんななか、同作と韓国の名作ノワールとの共通点を挙げるポストがシネフィルを中心に話題になっている。
熱心な映画ファンが多い韓国でも『映画ちいかわ』は封切りとともに話題を巻き起こしている。
韓国の『ちいかわ』ファンダムのなかには、7月24日より公開された同作を観てグッズを購入するために日本へ渡航していた熱心な層も少なくなかったが、先週のプレミア上映が始まるとSNSでは映画のポストが増え、30日の公開とともに一気に話題が沸騰している。
そのリアクションは日本公開時と近いが、興味深いのは韓国の名作ノワールとの作品性の共通点への言及が話題になっていること。ポン・ジュノ監督のサイコスリラー『殺人の追憶』やクライムサスペンス『母なる証明』、ナ・ホンジン監督のホラーミステリー『哭声/コクソン』といった日本でも知られる名作が挙げられ、日韓のシネフィルによるコミュニケーションが生まれている。
映画好きが多い韓国でも『映画ちいかわ』はノワール作品として受け入れられ、かわいらしいビジュアルで描かれる物語の内容に新規性を感じる層も多いようだ。
同作は先に公開されている台湾や香港でも人気を得ている。もともとのキャラクター人気だけでなく、映画としての作品性が高く評価されながら、世界規模でヒットを続け、ファン層の裾野を拡大している。