夏休み期間中、箱根駅伝を目指すチームは夏合宿で汗を流している。同大会で3連覇中の青学大は、「シン・山の神」と呼ばれた黒田朝日が卒業。前半のトラックシーズンでは早大や中大ほどのインパクトを残すことはできなかったが、今季の5000mベスト上位6人の平均タイムは13分37秒91で、3位につけている。OBの黒田も参加した長野・菅平高原での合宿では、箱根駅伝5区の候補選手も続々と台頭しているという。今季の青学大はどれほど強いのか。
青学大は現在、長野・菅平高原で約3週間の合宿を実施中だ。恒例の上り坂トライアルを2度行い、スポーツ報知によると、1回目は鳥井健太(4年)、平松享祐(4年)、黒田然(3年)、飯田翔大(3年)、榲山一颯(2年)がトップ5。2回目は鳥井、黒田、新見春陽(1年)、飯田、村上直弥(4年)の順だった。
青学大は選手層が厚く、正月決戦へのピーキングが抜群のチームだ。今年の箱根駅伝Vメンバーから4人が卒業。4連覇に向けては、区間記録を打ち立てた黒田朝日と塩出翔太が担った5区と8区がポイントになりそうだ。
上り坂トライアルの上位メンバーでは、今年の箱根駅伝で平松が4区(3位)、飯田が2区(10位)を好走した。来年も同じ区間を走ることになれば、さらなる上積みが期待できる。そう考えると、山上りの5区と、遊行寺の坂が控えている8区には、前回出走できなかった鳥井と黒田朝日の弟・然が現時点での有力候補になるだろう。
なかでも注目されるのが5区だ。黒田朝日は今年、1時間7分16秒という驚異的な区間新記録を樹立した。そのタイムに新たな山上り候補がどこまで近づけるのか。青学大の4連覇は、5区を担う選手がカギを握りそうだ。