お笑いトリオ「四千頭身」の都築拓紀氏が、東京都迷惑防止条例違反と暴行の容疑で書類送検されました。東京都内の音楽イベントで、面識のない20代女性に対し、スカートの上から下半身を触るなどしたとされています。都築氏は酒に酔っていましたが、容疑をおおむね認め、反省しているといいます。今後の捜査の焦点や刑事処分の行方について解説します。
被害女性が警察に相談して発覚したとされる事件であり、都築氏は警視庁の取調べに「酒に酔っていたので記憶は曖昧だが、一緒にいた知人に当時のことを聞き、そうした行為に及んだと分かり、反省している」などと供述しているといいます。
しかし、自らの意思で飲酒しており、酔っていたからといって刑事責任を免れるわけではありません。女性の下半身を触ったとされており、その具体的な部位や触った態様、執拗さなどによっては、迷惑防止条例違反が適用される単なる痴漢ではなく、より罪が重い刑法の不同意わいせつ罪に問われる可能性もあり得ます。そこで、こうした事実や常習性の解明が捜査の焦点になります。
もっとも、性犯罪では、検察は被害者の意向や処罰感情の程度などを重視し、示談交渉の推移を見極めるのが通常です。その成否が刑事処分の行方を左右することになります。
示談が成立し、被害女性の許しが得られれば、反省の情や社会的制裁などを考慮し、起訴猶予による不起訴処分となると考えられます。一方、示談がまとまらず、処罰感情も厳しければ、条例違反にとどまったとしても、略式起訴されることでしょう。罰金の略式命令が確定すれば、前科が付くことになります。