2011年に放送されて社会現象を起こした人気アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」。テレビアニメの続編映画「[新編]叛逆の物語」(2013年公開)から13年ぶりの最新作「劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉」が28日に公開されます。
同作は完全オリジナルで、テレビ放送時は極限まで情報の露出をしぼり、サプライズ連発の展開を成功させました。最新作は公開時期の延期を繰り返したものの、依然としてアニメ関係者の注目度も高いままです。なぜそこまで注目をされるのでしょうか。三つの視点から考えてみます。
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』本予告
一つ目は、人気作の13年ぶりの最新作の興行収入(興収)がどうなるかです。「叛逆の物語」の興収は約20億円で、当時のアニメ映画としては大成功でした。そして今は「鬼滅の刃」を筆頭に「ONE PIECE」や「名探偵コナン」だけでなく、超コア層向けの「エヴァ」でも興収100億円を叩き出す時代です。期間の空白をものともせず、どこまで数字を積み上げられるかです。
二つ目は、ネットの反応です。公式から公開から約2週間のネタバレ自粛のお願いが出ました。バズ狙いでネタバレをする人は一定数出るでしょうが、それでも多数派の人は“お触れ”を守ろうとするわけで、その制限される中で、生々しくも足を運びたくなる情報発信ができるかです。ユーザーの盛り上がりは、ネットニュースの増加にもつながり、興収にも追い風となるでしょう。
最後は、アニメファン向けで終わらせず、新規層を動かせるかです。ハードルは相当に高いのですが、SNSは想定外の客層を捕まえ「話題だから見てみよう」となる可能性はあります。本予告のPVは質は極めて高く、キーワードにシンプルな説明を入れるなど、新規層を意識している様子がうかがえます。