ハリウッド実写映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』の予告映像が9月2日に解禁されました。10月16日の世界同時公開を前に、9月1日に開催されたイベントには日本語吹替を務める狩野英孝さんや、『ストリートファイター6』ゲームディレクターも登壇し、公開に向けたPRを行いました。

 1987年の初代発売から40年近く愛される対戦格闘ゲームの金字塔が、なぜいま改めて実写映画化されるのか。近年相次ぐゲーム原作映画のヒットという業界的な背景とあわせて考察します。

パラマウント・ピクチャーズ 公式 映画『ストリートファイター/ザ・ムービー』海外版本予告|10月16日(金)世界同時公開

 『ストリートファイター』は1987年の稼働以来、格闘ゲームというジャンルを築いたタイトルです。1994年にも実写映画化されていますが、ハリウッドらしいアレンジで一部のファンからは根強い人気もあったものの、原作ゲームファンからの賛否は分かれました。
 今回あらためて映画化に踏み切った背景には、最新作『ストリートファイター6』が、ストリーマーやeスポーツを通じて若年層にまで浸透していることが大きく関係しているといえるでしょう。加えて、『スーパーマリオブラザーズ・ザ・ムービー』や『ソニック・ザ・ムービー』がヒットしたことで、原作を尊重する作りであればゲームIP映画は当たるという方程式が確立されつつあります。
 『スーパーマリオ』や『ソニック』がアニメ調の映像で成功を収めた一方、今回はあえて実写でその方程式に挑む点が注目されます。1994年の実写映画はハリウッド独自の大胆な世界観構築に重きを置いていたのに対し、本予告では波動拳や昇龍拳などの必殺技のひとつひとつが原作さながらに再現されており、また、リュウとケンの因縁というシリーズの核となるドラマも丁寧に描かれているため、ファンからは期待が寄せられています。