TBS日曜劇場『VIVANT』の第17話(シーズン2の7話目)が放送され、平均世帯視聴率17.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前話から一気に2.1ポイントを引き上げた。その急上昇は、本作のここまでの経緯と下地を考えれば、必然といえるだろう。
その背景には、第16話からの物語の新展開と、ネットミーム化した堺雅人が一人三役を演じる新キャラクターのインパクト、TBSプロデューサーによるコメントなど、この1週間で多発的にそれぞれの話題が盛り上がり、それらが複合的に絡み合って世間の関心を高めたことがある。加えて、激しい展開だった第17話には、視聴者を引きつける力があった。
もともと社会現象的ブームを巻き起こした作品だ。小手先の話題作りではなく、視聴者が関心を向けざるを得ないような物語そのもののトピックが盛り上がれば、一気に世間は動く。これまでの下地があってこその必然だろう。
振り返れば、シーズン2の初回こそ記録的な高視聴率でスタートした後、下降路線を辿っていた。しかし、物語が中盤に入るところで下げ止まりを見せ、新たな章がスタートした7話目で大きく回復させた。
これが本格的な上昇基調へつながるかは、次回の第18話次第だろう。そして、その先の2週連続休止を挟む第19話にどうつなげるか。物語に大きなフックを入れつつ、SNSなどネットから視聴者への問いの投げかけなど多くの仕込みがあるに違いない。
かつての勢いを取り戻しつつある本作。ここからの盛り上がりが期待される。