2026年、投資界隈でのバズワードといえば、「NISA貧乏」です。NISAに入金をしすぎて目の前の生活を限界まで質素にしている人を指した言葉ですが、来年からスタートするiDeCoの枠拡大で、「iDeCo貧乏」が現れるかもしれません。

しかし「iDeCo貧乏」は60歳まで解約できないので、困ったときには現金化できる「NISA貧乏」より大変です。

NISAに極限まで入金を続け、目の前の生活はかなりコストを抑えている人をNISA貧乏と呼ぶ言葉が国会答弁にも使われ、バズワードとなりました。目の前の幸福と将来の幸福とをバランス良く手に入れる金融リテラシーを得ることで、NISAの適切な活用に結びつくと思われます。

2027年、iDeCoが大幅に拠出枠を拡大します。企業年金のない会社員であれば改正前が月2.3万円のところ、月6.2万円になるわけですから、2.7倍もの枠拡大、かつての「つみたてNISA」の枠(年40万円)を超える規模になります。

このとき注意したいのは「iDeCo貧乏」にならないことです。iDeCoは60歳まで解約が原則できないことから、iDeCoにどんなにたくさんのお金があっても、目の前のやりくりに窮する恐れがあります。NISA貧乏は、必要ならそのお金を売って目の前の資金に回すことができるため、iDeCo貧乏のほうが注意する必要が高いのです。

iDeCo貧乏にならないためには「iDeCoをしっかり理解し、適切に活用する」ことが重要です。税制優遇があるからと無条件で掛金を増やすのではなく、無理のない範囲で掛金額を設定するようにしましょう。