映画『オデュッセイア』の嵐は実在した、地中海の嵐「メディケーン」の正体
ホメロスの叙事詩を映像化した映画『オデュッセイア』を、ついに家族と観ることができた。この大作をIMAXで観るために数週間待ったのだ。映画を観ながら、この物語に描かれる人物像や情景、その壮大な物語をたどっていくと、高校時代の記憶が頭の中によみがえった。つい先日、私と同じ気象学分野の同僚たちは、地中海で「メディケーン」と呼ばれる稀なタイプの嵐が発生する可能性について話していた。それが何かについては後ほど説明するが、この話題をきっかけに、人文学と大気科学が交差する思索へと入り込み、『オデュッセイア』における天候について考えることになった。
「映画『オデュッセイア』が語る神も言葉も信じられない時代」東浩紀
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