字をうまく書けないのは努力不足かーー学習障害の高校生が学校に合理的配慮を訴えた理由 #こどもをまもる

学校教育で当たり前のように求められる「手書き」。しかし、文字の読み書きに著しい困難を抱える「学習障害(LD、Learning Disabilitiesの略)」の子どもたちにとっては、とてつもなく大きな障壁となる。生まれつきみられる脳機能の特性によるものだが、「読み書きや計算は何度も繰り返し練習すればできるようになるものだ」という固定観念が教育現場に残っているケースもある。このため、「怠けている」「努力が足りない」と叱責(しっせき)、心理的に傷つき、学校生活を送ることが困難になる2次障害につながることも少なくない。高校1年生のたいよう君もその1人。頭の中には正確な答えが浮かんでいるのに、文字がうまく書けない。このため成績が落ち、自分自身のことが嫌いになっていった。そんなたいよう君が今、同じ悩みを抱える仲間や先輩たちとの出会いをきっかけに変わろうとしている。通っている高校に、自らの障害に対する「合理的配慮」を求めていく。その活動を通して自己肯定感を取り戻し、自らの未来へ踏み出した高校生の姿を追った。(おいぷろ)