9月10日深夜に放送されたテレビアニメ『ヤニねこ』(TOKYO MXほか)第10話に、元モーニング娘。の加護亜依がゲスト声優として出演したことが話題になっている。加護は「猛禽類の女」役を演じ、アイキャッチのタイトルコールも担当した。
『ヤニねこ』は、『ヤングマガジン』で連載中の同名漫画を原作とする作品で、タバコが大好きな獣人「ヤニねこ」の日常を描いたコメディである。主人公はとにかく喫煙を好み、だらしなく倫理観にも欠けるという強烈なキャラクター。作品そのものがタバコや喫煙文化を大胆に笑いへと変換している。
そこに加護が出演したことで、ネット上では「人選が攻めすぎている」「よくオファーを受けた」といった反応が相次いだ。加護といえば、モーニング娘。の一員として絶頂期にあった2006年、17歳のときに未成年喫煙を報じられて謹慎。その後、再び喫煙が発覚し、所属事務所との契約を解除された過去がある。それは彼女のキャリアを決定的に変えた出来事だった。
しかも加護と『ヤニねこ』の関係は今回が初めてではない。原作コミックス第10巻の帯にも登場し、「ヤニって人生変えちゃうよね…」という、自身の過去を踏まえればあまりにも説得力のあるコメントを寄せていた。
近年の加護は、その過去から逃げるのではなく、むしろ自ら笑いに変えるようになっている。バラエティ番組でも喫煙歴や現在の喫煙習慣についてあっけらかんと語り、周囲からいじられても受け入れてきた。今回の『ヤニねこ』出演も、その延長線上にあると言えるだろう。
過去の失敗まで含めて自分のキャラクターにしたことで、今の加護にはほかのタレントにはない独自のポジションが生まれている。“不祥事も笑いに変える強さ”を武器に、独自の立ち位置を広げていきそうだ。